創(つくる) 2024年6月号 電子書籍版

  • 創(つくる) 2024年6月号 電子書籍版
  • 600円(税込)

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    作品内容

    雑誌ジャーナリズムはいま、総体として危機に瀕しているような気がする。総合誌と呼ばれる雑誌は、この間次々と廃刊の憂き目にあっている。映像メディアが影響力を増大させているのと反比例して、雑誌メディアはジャーナリズムのなかでレゾンデートルを失いつつあるように見える。画一的な情報洪水のなかで排除されてしまう異論や少数意見を積極的に取り上げてきたのが『創』である。例えば大手マスコミが連日押しかけ、テレビ局がヘリコプターを飛ばすなどして外側から何とか覗こうとしていたオウム真理教・麻原前教祖の三女の邸宅に初めて足を踏み入れたのは『創』だった。あるいは連続幼女殺害事件から8年間、あれだけ報道がなされながら、宮崎勤被告が初めて心境を語ったメディアが『創』だった。これらは決して偶然ではない。大手マスコミがいくら物量作戦を展開しても、いやそうすればするほど肉迫するのが困難になるものも存在するのである。『創』は常に独自のスタンスで大手マスコミの報道できない領域に挑んできた。ゲリラに徹することが、雑誌ジャーナリズムに残された存在領域だと思うからである。 ●今月のONE SHOT 作家3団体の読書バリアフリー共同声明●目次●月刊 嘲笑の時代 続編オッペンハイマー Part2 マッド・アマノ●苦境の書店界に新たな動き 車座ヒアリングと独立系書店●福島第一原発を現地取材! 日本ぺンクラブ有志ほか●4・5三浦春馬さんの誕生日を春友さんたちはどう祝ったか●相模原事件・植松聖死刑囚が獄中で描いたイラスト●田原総一朗さんの卒寿祝賀と森達也さんのレッドカーペット●〈NewsEyes〉櫻井昌司さん「偲ぶ会」での妻・恵子さんの言葉●〈NewsEyes〉産経新聞出版の新刊に脅迫メールが…●車座ヒアリング、議連総会… 書店支援の様々な動き広がる……篠田博之●書店を盛り上げるためにやれることはまだまだある……今村翔吾●地域が書店を支える留萌ブックセンターの事例……三宅玲子●街の書店が消えてゆく一方で独立系書店が増えている……編集部●読書バリアフリーに関する作家3団体の共同声明……篠田博之●佳境を迎えた袴田事件 再審公判現場からの報告……青柳雄介●タレント文化人 筆刀両断! 【吉村洋文】…佐高信●望月衣塑子の「現場発」 【被害者に向き合っていない】…望月衣塑子●「こころの時代」解体新書 【記録映画『アイヌの結婚式』の上映会を終えて】…香山リカ●極私的メディア論 【北京国際映画祭】…森達也●ナショナリズムという病理 秋葉剛男(国家安全保障局長)論文】…佐藤優●再審弁護人のベレー帽日記【「虎に翼」と刑事司法】……鴨志田祐美●ドキュメント雨宮☆革命【『 死なないノウハウ』がたちまち5刷】…雨宮処凛●ただいまリハビリ中【ガザのジェノサイドと新宿ラッピングデモ】……重信房子●元「連合赤軍」メンバー獄中手記(8)……吉野雅邦●全国の春友さんから送られた「4・5 をどう過ごしたか」●今 、彼が伝えたいと思っていることは、きっとこんなこと。……空羽ファティマ●読者の声●今月の編集室から

作品情報

ページ数
116ページ
出版社
創出版
提供開始日
2024/05/07
ジャンル
雑誌

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