思えば豆腐へ来たもんだ 電子書籍版
880円(税込)
作品内容
漠然と俳優を目指し専門学校へ通う主人公ユースケは、漫才師を志す天才、コータと出会い意気投合、お笑いのスターダムにのし上がるべくコンビを結成する。コータのエッジの効いた笑いは、学校内でウケ、街でウケ、ライブでウケた。芸能事務所からのスカウトも来て、舞台デビュー。出待ちの女の子は増える一方の喰い放題。「なんか、バラ色なんじゃねえか?オレの人生。こんな簡単で、いいのかな?」人気もうなぎ上り、すべては順調かと思われたある日、コータがスランプに突入してしまう。「ネタが、書けないんだ……」コンビの仕事は激減、収入もほぼゼロに。ネタ作りのほとんどを相方任せっきりにしていたユースケは何もできず、女に食わしてもらう日々。一方でコータは、ピンでの仕事で成功しつつあった。そして、ついに二人は決別してしまう……。自暴自棄を絵に書いたような形で東京を飛び出したユースケは、ひょんなことから昔、レポーターの仕事で訪れた田舎の豆腐屋へ訪れることになり――苦労しらずの棚ボタ人生を過ごしてきた主人公が、「本当の自分の居場所」を求め奮闘する青春コメディ!「漫才師」から「豆腐屋」へ!?そして「クズ以下」から「半人前」へ――実話を基にした、ちょっぴり泣ける成長の物語。
作品情報
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