原発のカラクリ 電子書籍版
770円(税込)
作品内容
原子力で儲けるウラン・マフィアの正体とは?パロディストにして風刺の名手、マッド・アマノ、渾身の一撃!3.11の東日本大震災の福島第一原発の大爆発に端を発し、いまだに解決のメドすら立たない原発の諸問題。震災以降の事実経過は記憶に新しいが、ややもすれば風化してしまう。だが、本書にまとめられた風刺作品を眺めていると、次々と新たな発見に出会うことができる。原子力マフィアの暗躍、闇の世界の覇権戦争など、タブーともいえる要素をユニークなフォトモンタージュによって表現。原子力発電の歴史をシビアに見直しながら、独特な解釈によって世界的な大陰謀が暴露される。その圧倒的なビジュアルに、「恐怖」と「笑い」がこみ上げることだろう。静かなる怒りをフォトモンタージュで爆発させた、弩級のパロディー作品だ。原発とは何か?どう向かい合うべきか?20世紀から21世紀になり、さらにこの先数十年、数世紀、と引き続き解決に当たらねばならないエネルギー問題。その体系的理解の一助となることを期待してやまない。第1章世界を動かす国際ウラン・マフィア第2章アメリカの原爆開発計画がすべての始まり第3章中曽根康弘と自民党のウソ第4章東京電力の許されざる罪第5章原発の恐怖と御用学者たち第6章民主党、お前もか第7章原発は「負の世界遺産」●マッド・アマノ1939年、東京都生まれ。本名、天野正之。東京芸術大学美術学部卒業後、家電販売会社の宣伝部を経て、パロディストとして独立。その後、渡米。カナダ・バンクーバー市立美術館などで個展を開く。1971年、自動車公害を風刺した作品が「写真著作権」を侵害したとして提訴され、16年間係争。東京高裁で勝訴後、最高裁で高裁に差し戻され、和解で結審した。1978年、第24回文藝春秋漫画賞受賞。写真週刊誌『FOCUS』では創刊の1981年から休刊までの20年間、パロディー作品を約1000回連載。裁判と連載期間中の1978~88年を、ロサンゼルスで家族とともに暮らした。帰国後、有限会社ビッグバン設立。●監修:国際原発緊急対策委員会略称IAEA(InternationalAtomicEmergencyAction)。国際原発緊急対策委員会は国際原子力産業、特にわが国の電力会社の不条理な動きを監視し、間違いを指摘し、正しい方向に導くための提言を行なうボランティア団体。モットーは「脱原発依存と自然再生エネルギー活用社会の実現」。電力会社からの寄付を一切受けていない。なお、国際原子力機関(※)とは無関係である。※国際原子力機関(略称IAEA。InternationalAtomicEnergyAgency)は、国際連合傘下の自治機関であり、原子力の平和利用を促進し、軍事転用されないための保障措置の実施をする国際機関。
作品情報
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