Wedge 2025年9月号 電子書籍版
700円(税込)
作品内容
【特集】日本の医療は誰のものか 【特集】日本の医療は誰のものか 日本の医療が崩壊の危機に瀕している。国民皆保険制度により私たちは「いつでも、誰でも、どこでも」安心して医療を受けることができるようになった。一方、全国各地で医師の偏在が起こり、経営状況の悪化から病院の統廃合が進むなど、従来通りの医療提供体制を持続させることが困難な時代になりつつある。日本の医療は誰のものか─。今こそ、真剣に考えたい。 文・渡辺幸子、伊藤由希子、三原 岳、湯﨑英彦、渡邊 剛、齋田瑞恵、高橋 誠、堀川惠子/編集部(横上菜月、梶田美有、大城慶吾) ●目次●あの熱狂の果てに(與那覇 潤) 消費税廃止の大合唱 参院選後、私たちを待ち受けること●【新連載】つくりびととの談い(山田清機) 「特殊扉」をつくる現場で見た 日本人の心に通底する美意識[岸産業]●沖縄との和解は国家の使命 新たな日米関係で対中抑止を(飯塚恵子 読売新聞編集委員)●急浮上する外国人問題 「多文化共生」って簡単に言うな(出井康博 ジャーナリスト)●日本の医療は誰のものか●PART1 各地で起こる病院統廃合 このシグナルが示す意味(編集部)●COLUMN1 イチから分かる医療の世界●PART2 日本の医療をデータで解剖 見えざる実態をひもとく(渡辺幸子 グローバルヘルスコンサルティング・ジャパン代表取締役社長)●PART3 患者を奪い合う病院競争 このままでは“共倒れ”になる(伊藤由希子 慶應義塾大学大学院商学研究科 教授)●COLUMN2 想いと実態の狭間にいる若手医師たちの葛藤 (編集部)●PART4 偏在解消のカギ「総合診療医」 “補填”ではなく“育てる”視点を(編集部)●INTERVIEW1 広島県の大規模病院統合は全国のモデルケースとなるか(湯﨑英彦 広島県知事)●PART5 知られざる国民健康保険の歴史 医療保険の本質とは?(三原 岳 ニッセイ基礎研究所保険研究部 上席研究員)●INTERVIEW2 心臓外科のトップランナーが語る 医師に欠かせない資質(渡邊 剛 心臓血管外科医、ニューハート・ワタナベ国際病院 総長)●INTERVIEW3 祖父の教え「凡医尽人」 総合診療医の果たすべき使命(齋田瑞恵 順天堂大学医学部総合診療科学講座 准教授/聞き手・高橋 誠 医療・健康コミュニケーター)●PART6 夫の看病で感じた大きな矛盾 透析患者の尊厳を守るには(堀川惠子 ノンフィクション作家)●PART7 あらゆるものには「限り」がある 過大な医療信仰から脱却を(編集部)●荒ぶる超大国・米国に対し日本企業と政府がすべきこと(佐橋 亮 東京大学東洋文化研究所 教授)●国債の消化に暗雲 民意踏まえ財政再建の断行を(河村小百合 日本総合研究所調査部 主席研究員)●胃袋を満たしたひとびと(湯澤規子) 花森安治[編集者]●急増する在日中国人 「日本の盲点」を直視し、国を守れ(中島 恵 ジャーナリスト)●【最終回】MAGA解剖(大野和基) 「すこぶる似ている」2人 トランプ関税交渉の主導者●偉人の愛した一室(羽鳥好之) 伊能忠敬 「伊能忠敬旧宅」[千葉県香取市]●日本病にもがく中国(富坂聰) 高齢者を社会に組み込む中国 元気の源泉にある「仕掛け」●各駅短歌(穂村弘)●MANGAの道は世界に通ず(保手濱彰人) 個性を活かして一芸に秀でる「特化型オタク」で生きよう!●時代をひらく新刊ガイド(稲泉連) 『出版という仕事』三島邦弘●一冊一会●拝啓オヤジ(相米周二)●モノ語り。(水代優) まさに民芸品 高いレベルのものづくり [南青山・NOCHINO OPTICAL]● 読者から/ウェッジから●表4
作品情報
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