Wedge 2023年3月号 電子書籍版
550円(税込)
作品内容
特集「多死社会を生きる」 『Wedge』の主たる読者層はビジネスや政治・行政の最先端を生きる知的エグゼクティブ。読者の知的好奇心を満たすタイムリーなテーマに対し、1989年の創刊以来掲げてきた「事柄の本質を見極める」という編集方針で深掘りしていくのがモットー。企業も国も大きな曲がり角を迎え、制度疲労を起こしている時代だからこそ、世論や風潮に流されることなく、本質を捉えた建設的な提言を行う姿勢を貫いていく。現在、編集部員は全員30代以下に若返っており、世界最先端の少子高齢化を生き抜く世代として、日本の未来に対する責任を意識した情報発信に努める。 ●目次●金融政策の転換 揺らぐ低金利 企業・国民が持つべき意志(小黒一正 法政大学経済学部 教授)●フェムテックの成長を好機に女性の“困り事”と向き合う時(編集部)●COLUMN 「乳がん検診」というプレゼント(編集部)●特集/多死社会を生きる●【Part 1 地盤沈下する葬儀・火葬】東京圏の葬送事情 生の出口と死の入り口をつなげ(編集部)●【Part 2 変わる終末期医療】“病院信仰”から脱却し、「死」を受け入れる医療へ(浅川澄一 福祉ジャーナリスト)●【Part 3 多様化する墓】個人でお墓を持たないという選択(編集部)●COLUMN お墓問題も「福祉政策」にすべき(小谷みどり シニア生活文化研究所 代表理事)●【Part 4 消滅する寺院】人口減少で“寺院消滅”の危機 「地域に開く」役割を取り戻せ(鵜飼秀徳 ジャーナリスト)●COLUMN 「坊主バー」の店主が描くお寺の近未来(編集部)●【Part 5 サイエンス×死生観】INTERVIEW 生物はなぜ死ぬのか? AIが人間の進化を止める(小林武彦 東京大学定量生命科学研究所ゲノム再生研究分野 教授)●【Part 6 「死ぬ権利」の歴史】「多死社会だから安楽死」が日本人に不向きな理由(宮下洋一 ジャーナリスト)●[一冊一会 特別編] 書籍でめぐる死生観(足立倫行 ノンフィクション作家/編集部)●【Part 7 法医学の窮状】「死者の声」を社会に還元 死因究明制度の強化は急務(山田敏弘 国際ジャーナリスト)●【Part 8 葬送の過去・現在・未来】変わる日本人の死生観 生者と死者をつなぐ新たな物語を(佐藤弘夫 東北大学大学院文学研究科 教授)●社会の「困った」に寄り添う行動経済学/実践編(佐々木周作) 行動経済学・実践の「過去・現在」●インテリジェンス・マインド(小谷賢) 秘密警察が阻止したマルクスの共産主義革命●特集/ウクライナ侵攻から1年 日本が学ぶべき教訓●【PART 1】侵略国はなくせない この戦争が突き付けた厳しい現実(東野篤子 筑波大学人文社会ビジネス科学学術院 教授)●【PART 2】ロシアの「Z」に意味はない 21世紀に復権するシンボル政治(佐藤卓己 京都大学大学院教育学研究科 教授)●【PART 3】「平和な戦後」は訪れるのか? 戦争の行方を読み解く(鶴岡路人 慶應義塾大学総合政策学部 准教授 × 服部倫卓 北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター 教授)●各駅短歌(穂村弘)●新しい原点回帰(磯山友幸) 酪農発祥の歴史を現代につなぐ 牛乳の高付加価値化●「有事」に無力な日本の電波法 ドローン活用に必要な覚悟(部谷直亮 慶應義塾大学SFC研究所 上席所員/編集部)●MANGAの道は世界に通ず(保手濱彰人) ルールと常識、行儀を守る「良い子」 ブルー段階の「島耕作」●1918⇔20XX 歴史は繰り返す(増永真悟) 諜報の本分を見失った戦間期日本 稚拙な対ソ連秘密工作●時代をひらく新刊ガイド(稲泉連) 『田中耕太郎』 牧原 出●拝啓オヤジ(相米周二)●さらばリーマン(溝口敦) 「映画少年」から経営者へ 選球眼を武器に新たな道を拓く/鈴木 仁さん(ミッドシップ代表取締役)●近現代史ブックレビュー(筒井清忠) 『私の昭和史 二・二六事件異聞』 末松太平●Letter 未来の日本へ(河合香織) “感動”という新たな一皿は「変化」と「挑戦」の先にある/岸田周三 「カンテサンス」オーナーシェフ●読者から/ウェッジから●表4
作品情報
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