Wedge 2022年11月号 電子書籍版
550円(税込)
作品内容
『Wedge』の主たる読者層はビジネスや政治・行政の最先端を生きる知的エグゼクティブ。読者の知的好奇心を満たすタイムリーなテーマに対し、1989年の創刊以来掲げてきた「事柄の本質を見極める」という編集方針で深掘りしていくのがモットー。企業も国も大きな曲がり角を迎え、制度疲労を起こしている時代だからこそ、世論や風潮に流されることなく、本質を捉えた建設的な提言を行う姿勢を貫いていく。現在、編集部員は全員30代以下に若返っており、世界最先端の少子高齢化を生き抜く世代として、日本の未来に対する責任を意識した情報発信に努める。 ●目次●眼前に迫る金利上昇リスク “自転車操業”財政に歯止めを(土居丈朗・慶應義塾大学経済学部 教授)●【特集】価値を売る経営で 安いニッポンから抜け出せ●【PART 1「物価と賃金」を考える】デフレ脱却への“追い風” 値上げと賃上げの好循環生み出せ(渡辺 努・東京大学大学院経済学研究科 教授)●[REPORT 価値の「つくり方」]流通側が握る家電の価格決定権 メーカーは取り戻せるか(多賀一晃・生活家電.com主宰)/地域の有志が試行錯誤で学ぶ「ブランド」の育て方(編集部) ●【PART 2「脱価格戦略」を考える】(1)値決めは企業経営の命 経営者よ、「価格」ばかりで戦うな(坂本光司・人を大切にする経営学会 会長)/(2)売り上げや利益で測れない「強いブランド」をつくる価値(得能摩利子・三菱マテリアル 社外取締役・フェラガモジャパン 元CEO) ●[REPORT 価値の「伝え方」]「おいしいものだけを売る」 信念貫く“奇跡のスーパー”(編集部)/世の中にない商品をつくれば価格は自分で決められる(編集部) ●【PART 3 「消費行動」を考える】 変化を続ける人々の価値観 社会を動かす「応援消費」とは(水越康介・東京都立大学経済経営学部 教授)●[REPORT 価値の「売り方」]ECサイトを超える価値 百貨店「外商」の新潮流(編集部)/「買いもの上手」がデフレ時代脱却のカギになる(編集部)●【PART 4 「政策」を考える】政府主導の政策で「ヒト・モノ・カネ」を動かし賃上げを(滝田洋一・日本経済新聞社特任編集委員/テレビ東京『ワールドビジネスサテライト』解説キャスター)●社会の「困った」に寄り添う行動経済学/実践編(佐々木周作) 男性の育休取得率を上げるには?●コロナ統制を機に続々来日 中国を脱出する新移民たち(安田峰俊・ルポライター)●各駅短歌(穂村弘)●インテリジェンス・マインド(小谷賢) 「秘密国家」ベネチア いかにして国を守ったか●新しい原点回帰(磯山友幸) 時代の変化に身の丈を合わせる佐野十全堂薬局●MANGAの道は世界に通ず(保手濱彰人) 昭和の集大成『北斗の拳』時代によって変わる価値観●近現代史ブックレビュー(筒井清忠) 『甘粕大尉』 角田房子●露が揺さぶるエネルギー秩序 日本発で“新LNG構想”示せ(大場紀章・ポスト石油戦略研究所 代表)●【特集】台湾統一を目論む中国 「有事」の日に日本は備えよ●【INTRODUCTION】中国は米国の最大挑戦者 日本に必要な「拒否的抑止力」(小谷哲男・明海大学外国語学部 教授)●【PART 1】無駄にする時間はない 日米は同盟強化へ手を尽くせ(エルブリッジ・コルビー 元米国防副次官補)●【PART 2】行き詰まる習近平の台湾政策 台湾海峡危機で改めて露呈(飯田将史・防衛省防衛研究所 米欧ロシア研究室長)●【PART 3】台湾有事は絵空事ではない 備えの構築が急務な日本(尾上定正・日本戦略研究フォーラム<JFSS> 政策提言委員)●天才たちの雑談/これからの宇宙開発は国ではなく民間企業が担う●拝啓オヤジ(相米周二)●1918⇌20XX 歴史は繰り返す(廣部 泉) 今も米国に残る「黄禍論」人種主義なる“病”と向き合うには●時代をひらく新刊ガイド(稲泉連) 『親父の納棺』 柳瀬博一●一冊一会●Letter 未来の日本へ(河合香織) 運命に抗うなかれ 「偶然」に適応する力 出口治明 (立命館アジア太平洋大学<APU> 学長)●読者から/ウェッジから●表4
作品情報
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