Wedge 2022年5月号 電子書籍版
550円(税込)
作品内容
『Wedge』の主たる読者層はビジネスや政治・行政の最先端を生きる知的エグゼクティブ。読者の知的好奇心を満たすタイムリーなテーマに対し、1989年の創刊以来掲げてきた「事柄の本質を見極める」という編集方針で深掘りしていくのがモットー。企業も国も大きな曲がり角を迎え、制度疲労を起こしている時代だからこそ、世論や風潮に流されることなく、本質を捉えた建設的な提言を行う姿勢を貫いていく。現在、編集部員は全員30代以下に若返っており、世界最先端の少子高齢化を生き抜く世代として、日本の未来に対する責任を意識した情報発信に努める。 ●目次●五・一五事件から90年 「若者の反乱」から今考えること(小山俊樹・帝京大学文学部 教授)●プーチンによる戦争に世界は決して屈しない Part 1 元NATO軍最高司令官に聞く 世界の行方と日本の役割(ジェイムズ・スタヴリディス 元NATO欧州連合軍 最高司令官)/Part 2 “プーチンの戦争”の先にはどんな「出口」が待っているのか?(小泉 悠・東京大学先端科学技術研究センター 専任講師)/Part 3 ロシアの行動を注視する中国 日本の安全保障「再構築」を(小谷哲男・明海大学外国語学部 教授)●Part 4 日米で「核の傘」信頼性強化を 立ち止まっている猶予はない(神保 謙・慶應義塾大学総合政策学部 教授)/Part 5 東欧が見てきたロシアの本性 “最前線”の日本は何を学ぶか(マチケナイテ・ヴィダ 国際大学大学院国際関係学研究科 講師)/Part 6 一変したエネルギー安全保障 危惧される「石油危機」の再来(小山 堅・日本エネルギー経済研究所専務理事 首席研究員)●Part 7 脱ロシアで足並み揃わぬEU エネルギー調達の要諦とは(山本隆三・常葉大学名誉教授)/Part 8 「戦争と制裁」で視界不良は長期化 世界はインフレの時代へ(倉都康行・RPテック代表取締役/国際資本システム研究所長)/COLUMN 輸出入停止、撤退……北海道・ロシア交流は厳冬へ(吉村慎司 北海道国際交流・協力総合センター 客員研究員/北海道建設新聞記者)●Part 9【座談会】「明日は我が身」のハイブリッド戦 日本も平時から備えよ(山田敏弘・国際ジャーナリスト×桑原響子・日本国際問題研究所 研究員×小谷 賢・日本大学危機管理学部 教授×大澤 淳・中曽根康弘世界平和研究所 主任研究員)/Part 10 真実分からぬ報道のジレンマ 「あいまいさ」に耐える力を(佐藤卓己・京都大学大学院教育学研究科 教授)/Part 11 【1918⇌20XX 歴史は繰り返す】失敗した英国の宥和政策 現代と重なる第二次大戦前夜(細谷雄一・慶應義塾大学法学部 教授)●AI・デジタル時代だからこそ人間が持つ「熟考力」を磨け(栗原 聡・慶應義塾大学理工学部 教授)●【最終回】社会の「困った」に寄り添う行動経済学(佐々木周作) ナッジの効果が小さくなって困った●新しい原点回帰(磯山友幸) 飛騨高山で人と人を結ぶ 出会いの創生が不動産業の原点●各駅短歌(穂村弘)●危機に瀕する「世界のパンかご」 日本の食料安保確立は急務(本間正義・アジア成長研究所 特別教授、東京大学名誉教授)●MANGAの道は世界に通ず(保手濱彰人) 『ヒストリエ』から学ぶ 戦略思考とメタ認知●海外展開が困難に? 中国企業が抱える大きな難題(高口康太・ジャーナリスト)●近現代史ブックレビュー(筒井清忠) 『ブラッドランド 上・下』ティモシー・スナイダー●日本第一主義の「コロナ鎖国」 これでは世界から見放される PART 1 日本離れは予想以上 水際対策の“負の影響”を直視せよ(山岸敬和・南山大学国際教養学部 教授)/PART 2 “金の卵”をどう育てるか 「開国」後に問われる日本の真価(筒井清輝・米スタンフォード大学社会学部 教授、アジア太平洋研究センタージャパンプログラム 所長)●拝啓オヤジ(相米周二)●高齢者の“生きる力”を引き出す 住民が主役の「地域包括ケア」(編集部)●インテリジェンス・マインド(小谷賢) 危機に瀕して強化された日本のインテリジェンス組織●知られざる高専の世界(堀川晃菜) 「泡」で感染症を退治! 世界に目を向け技術で挑む/佐世保工業高等専門学校●世界の記述●時代をひらく新刊ガイド(稲泉連) 『水納島再訪』 橋本倫史●一冊一会●さらばリーマン(溝口敦) 故郷の茅野で育んだ浄水技術 福島の未来を救う可能性も/佐藤匡也さん・オーセンアライアンス代表取締役●読者から/ウェッジから●表4
作品情報
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