もう一つの太陽 電子書籍版
55円(税込)
作品内容
レンギョウたちが春を呼ぶ歌を歌っていると、鳥の大群が空を逃げていきます。何が起きたんだ!やがて太陽は隠れ、雪が降り……核戦争後を生き抜く若いレンギョウの絶望と希望。「もう一つの太陽」は「小川英子のめるへん・BOX」シリーズに収められています。講談社児童文学新人賞を受賞している著者のつぶよりの短編集もご覧ください。このシリーズの第一箱「やさしいバイオレットの小箱をどうぞ」には、スミレの花をイメージして、ユーモアと希望を紡ぐ物語を五篇集めました。「風とあかちゃん」は、透明な姿の風の子とその声を聞く少女のお話。「雲とサーカス」は、サーカス一座に入った飛行機雲と羊雲と入道雲のてんやわんやのお話。一座にはちょっと迷惑なんですけど。「もう一つの太陽」は、ある日、どこか遠いところで核戦争が起きたらしい。逃げられない木や花は滅びていくだけなのか……「めるへん」は、不思議なタクシーに出会った恋人たちの切ない恋の思い出。「蜂蜜酒と悪魔」は、蜂蜜酒が好きな悪魔が蜂にかけた呪いとそれを解こうとする蜂飼いの若い夫婦のお話。スミレの花言葉は〈ちいさな幸せ〉です。この物語があなたの胸にちいさな幸せの花を咲かせますように──
作品情報
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