小川英子のめるへん・BOX 電子書籍版

  • 小川英子のめるへん・BOX 電子書籍版
  • 220円(税込)

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    作品内容

    この小箱をあけたら、なにが飛び出すでしょう?眠れぬ夜に、けだるい朝に、心淋しい昼下がりに、この箱を開けて〈めるへん〉をとりだしてください。あなたの胸に優しくほのかな灯が灯るでしょう。『小川英子のめるへん・BOX』は、講談社児童文学新人賞をはじめ、カネボウ・ミセス童話大賞優秀賞、児童文学ファンタジー大賞奨励賞を受賞している著者の短編集です。新潟県糸魚川市に生まれ育った著者は、赤いピアノを背負ってトーキョーに出てくる子猫の物語『ピアニャン』で、講談社児童文学新人賞を受賞し、児童文学の道に進みました。ミステリー作家の都筑道夫に師事したこともあり、奇想天外なファンタジーが得意です。イラストの吉原晴美は、糸魚川市在住のイラストレーターです。水彩絵の具のやわらかなタッチが、ほのぼのと暖かい世界を表現しています。『めるへん・BOX』シリーズの第一箱『やさしいバイオレットをどうぞ』には、スミレの花をイメージして、ユーモアと希望を紡ぐ物語を五篇集めました。『風とあかちゃん』は、透明な姿の風の子とその声を聞くことのできる少女のお話。『雲とサーカス』は、サーカス一座に入った飛行機雲の兄弟と羊雲の姉妹たち、そして入道雲のてんやわんやのお話。一座にはちょっと迷惑なんですけど。『もう一つの太陽』は、ある日、核戦争が起きて……核の冬を生き抜くレンギョウの絶望と希望。『めるへん』は、不思議なタクシーに出会った恋人たちの切ない恋の思い出。『蜂蜜酒と悪魔』は、蜂蜜酒が好きな悪魔が蜂にかけた呪いとそれを解こうとする蜂飼いの若い夫婦のお話。スミレの花言葉は〈ちいさな幸せ〉です。この物語があなたの胸にちいさな幸せの花を咲かせますように──

作品情報

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