学研・進学情報 2025年冬号 電子書籍版

  • 学研・進学情報 2025年冬号 電子書籍版
  • 110円(税込)

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    作品内容

    (1)視点・インタビュー:過度な競争と効率化により個別的な経験が排除されていく(村上靖彦・大阪大学教授)……教育現場をはじめ、客観性をもって判断するように言われる昨今だが、客観性やデータが重視されすぎると、そこから外れた人の個別性が軽視され、それが弱者排除の論理につながっていく危険性がある。客観性だけでなく、それに当てはまらない個別性についても考慮していくことが大切だ。(2)特集:国立大追加合格・入学辞退率一覧~辞退者と追加合格者は減少でも、募集人員下回るコースは増加……国立大入試は、追加合格・入学辞退率も減少し、その意味では堅調と言えるが、個々に見ていくと、定員割れを起こしているコースが増加している。国立大と言えども安泰とは言えず、国立大入試においては、このような定員割れのコースを検討することもあり得るだろう。(3)特集:大学生活のリスクに備える~闇バイト、怪しい勧誘、一歩二歩先を考えたリスク管理を……大学生活は様々なリスクに囲まれている。今春大学生になる生徒にとっては、勉学の準備だけでなく、これらのリスクに対する知識を蓄えていくことも大切で、そのポイントを『大学生が狙われる50の危険』著者・元田謙太郎さんに語っていただいた。(4)特集:近年増加している「共創学部」を探る~文理融合で課題解決を図り、探究学習との親和性も……2018年の九州大学を皮切りに、近年「共創」をうたう学部が増えている。現代社会の諸問題を文理の枠を越えて解決していく。近年、高校現場で盛んになってきた「総合学習」とも融和性があり、一般選抜とは異なる資質の生徒を送り出す手立てとしても一考に値するだろう。(5)特集:2025年卒大学生の就職活動~早期化とインターンシップ3省合意改正受け、対応急ぐ大学のキャリア形成支援……2025年卒大学生の就職活動では、インターンシップ3省合意改正を受け、インターンシップで得た情報を広報・採用活動にも利用できるようになった。それによって、3年生でも内定が可能になり、結果として就職活動の早期化につながった。このように大きく変わった就職活動と企業・大学の動きをレポートする。(6)小論文ブックポート:『客観性の落とし穴』村上靖彦著……視点で取材した村上靖彦氏(大阪大学教授)の著作で、そのタイトルのインパクトもあり、昨年の入試では多くの大学で出題された。これまで教育現場では、客観化・数値化が重視されてきたが、著者は行き過ぎた客観化・数値化に警鐘を鳴らす。個人の語りとその言葉を大切にすることが人格の復権につながるということを本書で実感してほしい。

作品情報

出版社
学研
提供開始日
2025/01/15
ジャンル
雑誌

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