Biophilia(ビオフィリア) 電子版10号(2014年7月・夏号) 電子書籍版
950円(税込)
作品内容
特集:健康情報・医療情報・疫学情報、最前線糖尿病をはじめ、増加の一途をたどる生活習慣病。その一方では、新薬の開発や再生医療など高度な研究が進められ、患者もその恩恵に授かれるようになってきた。こうした発展を支えているひとつに、患者からもたらされる各種の情報がある。生活習慣、環境要因、検査データ、遺伝子等々、どれひとつとっても治療には欠かせぬものばかりだ。そして、これら一人ひとりがもつ情報を集積、分析することで、一人ひとりにあった治療や予防が可能となる。今回の特集では、オーダーメイド医療の実現に向けて進められているわが国のコホート研究を中心に、現場の取り組みをご紹介しよう。●特集健康情報・医療情報・疫学情報最前線●診療情報とゲノム情報の蓄積と活用から見えてくる未来/東京大学大学院大江和彦●「東北メディカル・メガバンク事業」における創造的復興と次世代医療への挑戦/東北大学東北メディカル・メガバンク機構(ToMMo)清元秀泰、山本雅之●ヒトゲノム解析における「偶発的所見」なるものへの対応をめぐって/東京大学医科学研究所武藤香織●ゲノムコホート研究とバイオバンクにおける倫理的配慮─二次利用に関して/北海道大学大学院玉腰暁子●地域住民ベースの分子疫学コホート研究に求められる情報公開/国立がん研究センターがん予防・検診研究センター三代泉、津金昌●ゲノムコホート研究の「倫理的課題の検討」をめぐる光と影/愛知県がんセンター研究所田中英夫●子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)/国立環境研究所エコチル調査コアセンター新田裕史、須田英子●オーダーメイド医療の実現プログラム(BBJ)における社会との接点─倫理的配慮と研究の透明化をめざして/東京大学医科学研究所洪賢秀●患者さんに支えられる国立がん研究センターバイオバンク/国立がん研究センター研究所小林いずみ、吉田輝彦●糖尿病の病態遷移、電子カルテ情報、レセプト情報/飯塚病院佐藤直市●2型糖尿病に関する研究開発の方向性─大規模専門家アンケートから得られた示唆─/文部科学省科学技術・学術政策研究所重茂浩美、小笠原敦●地域連携による新製品開発オホーツクで育まれる農大ブランド/東京農業大学永島俊夫●研究と研究倫理第1回研究不正はなぜ起き続けるのか/ミシガン大学名誉教授倉地幸徳●超高齢社会を元気で安心に過ごしていただくための歯科の役割第5回安心、安全なインプラント治療/鶴見大学歯学部附属病院上野大輔●医工連携第4回“複合型マッチングスキーム”として進化を遂げる本郷展示会/一般社団法人日本医工ものづくりコモンズ理事三菱UFJリサーチ&コンサルティング柏野聡彦●SilvaScientiaeXXXI─科学実験の再現性─/順天堂大学大学院医学研究科アトピー疾患研究センター久原孝俊●バックナンバー
作品情報
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