白昼の月のように【イラストあり/書下ろし】 電子書籍版
935円(税込)
作品内容
智也と野崎は高校2年から8年越しの恋人同士。実家から遠く離れた大学に進学したのをきっかけに同棲生活を開始する。4年間の甘い蜜月を手放せない二人は、野崎が弁護士に、智也がサラリーマンになって社会に出てからもそのまま一緒に暮らしていた。しかし、野崎が弁護士として初めて一件の事案を任されたことから、順調に思われた二人の生活が大きくすれ違っていく。そのために二人の心も微妙にずれ始め、多忙を極める野崎は苛立ちを隠せない。そんな野崎を智也は見守っているが、日々大きくなる孤独感に少しずつ堪えられなくなっていた。そんなとき、智也は寂しさと不安から同僚の立花に強引に押し切られたかたちで浮気をしてしまう。そのことを知った野崎は、智也を一人残して部屋を出ていく。絶望と悲しみからくるストレスで智也は会社で倒れ、北見記念病院に搬送され、入院することになるが、そこは野崎のクライアントの白峰会総合病院の系列病院だった。
作品情報
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