新宿の思い出 電子書籍版
1048円(税込)
作品内容
「新宿の思い出」は新宿と言う良く知られている区内で、昭和と言う時代に起こった事実を記録したものである。私は偶々新宿区と改正された広い区域の中で小、中、高、大と今なら言う所の小、女学校、専門学校を此の地区内で終えたので、現在の新宿区として一括して「新宿区の思い出」とした。第二次世界大戦の吹き荒れた時代には全て陸軍の支配する地域であり、米軍による酷い空襲に晒されて、殆どの家々は焼失し、焼夷弾、爆弾により多数の死者や怪我人が溢れ、新宿は殆ど一時は死の街で在った。終戦後は再び徐々に活気ある町となったが、静かな住宅地であった姿は再び帰る事は無い。戦争に次第に人々が飲み込まれていった史実は決して忘れてはならない事であり、日本の国中又国民の受けた惨禍や、戦争によって世界の人々に与えた被害の大きさを決して忘れてはならないと言う反省をも含めて、私の経験した事実を書き記し、後世の人々に残すものである。
作品情報
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