日本人の自伝67 勝小吉 『夢酔独言』 電子書籍版
440円(税込)
作品内容
勝小吉は、のちに江戸城無血開城を実現した勝海舟の父。旗本の妾腹の子として生まれ、生涯に二度の出奔をし、喧嘩や道場破りを繰り返す不良旗本であった。結局無役のまま、37歳で息子の麟太郎(海舟)に家督を譲って隠居した。《夢酔独言》には、42歳にして人倫の道を少し知った本人が、「これまでの所行がおそろしくなった」と末尾に記しているが、そんな八方破れな著者の人生が、何のてらいもなく生き生きと描かれた傑作である。
作品情報
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