虫屋の落とし文 電子書籍版
550円(税込)
作品内容
昆虫マニアの仏文学者が綴る辛口博物学随想大空のアホウドリを見てボードレールを口ずさみ、鼈甲の笄に熱帯の海の夕焼けを思う。フランス文学者であり、ファーブル昆虫記の翻訳家として名高い、奥本大三郎氏が自然界の神秘的な色や形を綴った随想集である。深い生物への造詣と冴えたエスプリで人と自然を語る、異色の博物誌。サライ連載の『天然色見本』とガリバー連載の『旅の博物学』に加筆してまとめた47編を収録。目次天然見本色見本嫌がらせの色危険印のユニフォームピカ・ピカ/カツオの皮黄金の人(オーレリアン)透明も色のうちほか旅の博物学ゴライアスの涙大空の美しきもの青春の蘇跌海の向こうのカワカマス砂漠からの大旅行団ほか
作品情報
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