大正霊戦記 沖野岩三郎伝 電子書籍版
550円(税込)
作品内容
1911年1月24日、明治天皇暗殺を企てたとして幸徳秋水ら12名が絞首刑に処された。判決から1週間後の早朝、厳冬の市ヶ谷監獄刑場だった。世にいう大逆事件である。処刑された和歌山の医師・大石誠之助と親しく、奇跡的に嫌疑をまぬかれた大正のクリスチャン作家・沖野岩三郎の娘を母とするジャーナリストが祖父の残した貴重な原稿資料を手がかりに、膨大な文献を精査して冤罪の視点から光をあてた大逆事件の真実――国権による集団催眠という戦慄すべき歴史が100年の時を経ていま、解き明かされる。
作品情報
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