ハッピーエンドは永遠に 電子書籍版
660円(税込)
作品内容
どうか少しでもなにかわかりますように。シェルビーは必死に祈りつつ、玄関ベルを鳴らした。自分を捨てた産みの母親の家かもしれないと聞きはるばる車を走らせてきたのだ。ドアが開くとそこには小さな男の子と女の子、それに信じられないほどハンサムな男性グレイがいた。兄夫婦がいないあいだ双子の甥と姪の世話をしているという。しかしどうやら彼は子どもの扱いになれていないらしい。「帰らないで。どうしたらいいかわからないんだ」そんな彼の頼みを断れる強さがシェルビーにはなかった。
作品情報
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