日本は核戦争を防ぐために終戦を決断した 電子書籍版
1980円(税込)
作品内容
ミッドウェーで負け、ガダルカナルで負けた──そう教わってきた昭和十八年、アジアでは、自由インド、フィリピン、ビルマが独立し、東京では史上初の有色人種サミット「大東亜会議」が開かれていた。教科書は、この事実をどう説明するのか。日米の歴史学者が、史上初めて対談で結論づけた──大東亜戦争は「有色人種による欧米植民地解放戦争」だった。戦後81年、「日本軍による一方的なアジア侵略戦争」と塗り固められてきた歴史。しかし、そこには塗り固められない史実がある。戦争中に、ビルマ、フィリピン、自由インド、ベトナム、カンボジア、ラオス、インドネシア──アジアの国々が次々と独立を遂げていたという事実である。開戦の日に世界へ発せられた宣戦布告書「帝国政府声明」には、こう書かれている。米英の暴政を排除し、東亜を本来の姿(独立国家)に復し、共栄の楽を分かち合う──。この文書はなぜ、戦後81年間も隠され続けてきたのか。その「帝国政府声明」を発掘した歴史研究者・安濃豊。アメリカ南部の人間で東京裁判史観の全否定に立ち向かう歴史学者、ジェイソン・モーガン博士。二人が一次資料を突き合わせながら、開戦の真実、原爆と終戦の決断、東京裁判とWGIPによる洗脳の構造、そして「言うべき人たち」が語らない保守論壇の欺瞞までを、徹底的に論じ尽くす。参謀本部「機密戦争日誌」、稲田正純文書、戦争指導大綱──文書的裏づけとともに明かにされる、太平洋の死闘の裏で進行していた「アジア独立作戦」。そして、なぜ日本は矛を収めたのか。昭和天皇は、矛を収めよと命じられた。八月八日午後五時──ソ連参戦の七時間前である。終戦の詔書は記す。「延いては、人類の文明をも破却すべし」。この兵器(核兵器)を使う戦争を続ければ、人類が終わる、と。それは敗北ではない。人類を核戦争から救うための決断だった。以後、核兵器は使われていない。機密文書と数字を積み上げて、あなたが教わってきた「歴史」を一枚ずつ剥がしていく。読み終えたとき、祖父たちの戦争はまったく違う姿で眼前に立ち上がってくるはずだ。次世代に語り継ぐべき歴史が、ここにある。
作品情報
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