パランティア 判断を外注する社会 電子書籍版

  • パランティア 判断を外注する社会 電子書籍版
  • 2310円(税込)

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    作品内容

    聞いたことのない企業が、国家のいちばん近くにいる──AIデータ分析企業〈パランティア〉を入口に、AI時代の〈判断のインフラ〉を徹底分析。データ分析が社会の見える化を推し進め、われわれの意思決定の前提を形づくるとき、判断と責任の所在はどうなるのか? 気鋭の政治社会学者が鋭く問う。警察、移民管理、医療、そして戦場。まるで異なる現場に、同じ企業の名があらわれる。AIデータ分析企業〈パランティア〉。散らばった記録を結び、関係やリスクを浮かび上がらせ、現場の人間が判断に用いる情報を整理して提示するのが、この企業だ。最後に決定を下すのは、たしかに人間である。だがその手前で、AIの組み込まれたシステムによって、何を見るか、何を優先するかがすでに方向づけられている。最後に決めるのが人間なら、それで人間が決めたと言えるのか? 判断が誤っていたとき、誰が説明するのか? 誰に異議を申し立てればよいのか? 社会の〈見える化〉が進むほど、責任の所在は見えにくくなる。パランティアを入口に、AI時代の〈判断のインフラ〉を問い直す一冊。【目次】はじめに序章 パランティアをめぐる違和感第1章 社会を「見えるもの」にする技術第2章 公共領域がデータ企業を求める理由第3章 戦争がAI企業を正当化するとき第4章 ピーター・ティール 反国家から国家インフラへ第5章 アレックス・カープ 哲学者CEOの矛盾第6章 判断支援はいつ判断の外注になるのか第7章 「 見方」を問い直す民主主義終章 見える社会と、見えなくなる責任注あとがき【著者】堀内進之介(ほりうち・しんのすけ)立教大学文学部特任准教授。博士(社会学)。専門は政治社会学、応用倫理学。技術による人間の拡張(ヒューマン・エンハンスメント)を、能力の向上としてだけではなく、人間形成と社会設計を結びつける主題として研究してきた。AIによる判断支援もその一つと捉え、「支援」と「操作」を分ける基準を問い続けている。著書に『データ管理は私たちを幸福にするか?──自己追跡の倫理学』(光文社新書)、『人工知能時代を〈善く生きる〉技術』(集英社新書)、『善意という暴力』(幻冬舎新書)、共著に『あやうく、未来に不幸にされるとこだった』(吉岡直樹との共著、東洋経済新報社)ほか多数。

作品情報

出版社
晶文社
提供開始日
2026/09/25
ジャンル
ビジネス・実用

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