詩文集 葦の地方 電子書籍版
1320円(税込)
作品内容
【小野十三郎没後30年記念企画】詩とは偏向する勁さのことだ。――小野十三郎『詩論』より大阪を拠点に短歌的抒情に抗して“歌と逆に歌に”詩を追求しつづけた小野十三郎。昭和の名詩「葦の地方」、教科書で親しまれる「山頂から」ほか代表詩篇二十五篇。さらに短歌に「奴隷の韻律」を見出した峻烈な批評、自伝抄「夢魔を追って」等を収めた文庫オリジナル作品集。■目次■海から見えるもの 【I 詩】断崖/葦の地方/明日/山/渺かに遠く/葦の地方(五)/不当に「物」が否定されたとき/ぼうせきの煙突/犬/大怪魚/一本のろうそく/ハマスゲのたぶさ/木々が芽吹くとき/ 雲も水も/山頂から/旅と滞在/雀/拒絶の木/明治のすき焼/新しい仕事/最期の木8・10/カヌーの速度で/前夜 亡き妻に/さらば始祖鳥 【II 批評】「詩論」から/短歌的抒情に抗して/奴隷の韻律/民衆侮蔑ということ/「奴隷の韻律」補遺/詩の音楽性/反逆の抒情――『中野重治詩集』/現代詩と伝統【III 回想】夢魔を追って/空飛ぶ蒸気機関車/大阪文学学校二十年/葦原の痕跡 花田清輝のこと【巻末附録】私の出会った人々〔抄〕(金時鐘)/時空を貫く批評の視線(富岡多惠子)【解 説】アナキズムを起点にした生涯(細見和之)
作品情報
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